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欅の飾り台

¥3,300,000 税込

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人間の寿命よりもはるかに長い歳月を生き抜いてきた欅の大木。
その奥深くに眠っている神秘的な力強さと美しさを表面に引きずり出す職人技。
それが、「木取り」である。

伐採された一本の原木をどの位置で切り取り、どの方向に製材し、何の用途に使うのかを決めることを職人の世界では「木取り」という。

「木取り」次第で、原木は何百万円という値の付く銘木にもなり、また、くず材にもなりうる。

木材は見る人間次第で、一生に一度しか出会うことのできない奇跡の産物にもなり、また、ただの邪魔な塊にもなりうる。

この欅の塊は果たして人々の目にどのように映るのか。

「木取り」を極めた職人がもう二度と出会うことのない最高級の欅と対峙し、会心の「木取り」を施した時、その欅の奥深くに潜んでいた「力」と「美」が溢れ出した。

100年後、200年後、この欅の塊は色艶が深まり、たとえ無数の傷がつけられたとしてもその存在感は歳月と共に増していくことであろう。

この欅の立方体から溢れ出す自然の「力」と「美」は永遠である。

天場
通常、小口には一つしかないはずの年輪が同時に四つも存在する。
この特異な天場の景色が織りなす怪しく力強い「美」。
それを一切妨げることのない繊細な仕上げは至極の職人技である。

正面
何故、天場に年輪が4つも存在しているのか。
そして、何故、天場に大きな穴が有り、穴の内側には樹皮が存するのか。

4つの側面に浮かび上がったそれぞれの木目は各々の天場の年輪へと流れ、その謎を語っている。

美しく浮かび上がった木目の流れと天場に浮かぶ4つの年輪を完全に3次元でとらえた時、この立方体はかつてそびえたっていた欅の大木のどの部分にどのようにして存在していたのか、その答えが浮かび上がる。

一カ月半の期間をかけて丁寧に繰り返し「拭き漆」を施すことにより、国産の高級漆でしか到達できない独特の「艶」と「透け」を与えました。

朝日を浴びたときに浮かび上がる正面の木目の「透け」は人の手では到底造り出すことのできない格別な景色ですので、是非見て頂ければと存じます。


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欅の飾り台
高さ:689、幅:821、奥行:486、質量:約400キロ

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